8月2日に地域生活支援プロジェクト委員会が立ち上がりました。
今回は、第1回地域生活支援プロジェクト委員会開催概要をお知らせいたします。
●日時 2013年8月2日午後6時30分から8時30分
●会 場 北海道NPOサポートセンター会議室
●出席者(敬称略)
杉岡直人、奥田 龍人、中村絵梨子、中村則夫、燕信子、北村美恵子、山本純子
欠席:松田諭、延育子
(事務局説明)
(1)主催者あいさつ
(2)委員長の決定
事務局から委員長に杉岡直人・北星学園大学社会福祉学部福祉計画学科教授にお願いしたいと提案し、了承された。
(3)事業の主旨説明
事業計画とスケジュールについて説明したが、特に質疑はなく、具体的な内容は今後協議の中で詰めていきたいとの声もあり、了解された。
(協議事項)
(1)認知症高齢者の現状と課題
事務局から本事業のフィールドとなる札幌市の人口推計、特に「高齢者の高齢化」が急速に進むこと、認知症の国の推計値、ざっくりとした札幌市の認知症推計のほか、国のオレンジプラン、札幌市の計画などを情報提供し、早急な対策が必要であることを説明した。
委員から認知症カフェの定義について質問があり、国のオレンジプランの定義(「認知症の人と家族、地域住民、専門職等の誰もが参加でき、集う場」)を紹介した。
通常の地域のカフェの発展系やグループホームなどの地域開放などですぐにでも進められるとの意見があった。
(2)人材育成講座について
人材育成では、まず、国の認知症サポーター養成について説明した。
委員からは、どのように活用されているのかなどの質問があった。委員も一部受講経験があり、サポーター数は確実に伸びているが、養成後も継続的にフォローしている自治体があること、実践活動に結びつくような工夫が必要ではないかという意見があった。
後半に本事業での人材育成にあたって事務局の考え方を説明したが、特に異論はなく、今後、具体的なテキストのたたき台を事務局から提示し、作業部会などで詳しく議論していくこととした。
(3) 認知症カフェについて
認知症の人とその家族の会」が国の補助を受けて認知症カフェを調査した報告書の概要を紹介した。必要性について異論はないが、「認知症カフェ」という名称はどうかという指摘があった。ネーミングにはこだわりはなく、実施段階で工夫していくこととした。 委員から、実施の地域で、例えば、戸建て中心、マンション中心、高齢化が特に進んでいるなど、変化を持たせて検証する、また、実施内容も画一的ではなく、様々な要素を入れて検証することで、今後に役立つのではないかと指摘があった。 実施地域については、各委員から具体的な地域について推薦があった。今後、委員もネットワークを活用して選定に協力いただけることとなった。
(4) 地域連携会議
事務局から事業計画の人材育成、認知症カフェ、ボランティアの実践のフィールドとなる地域を中心に進めたいと説明した。 委員から、地域ケア会議という考え方で進めてはという提案があったが、今回は事業の円滑な推進を念頭に当初の考え方で進めることとした。
(5) その他
次回の委員会は10月の予定であるが、その間、適宜作業部会を開催することとした。