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オレンジカフェin栄町FC


     栄町ファミリークリニックは、住み慣れた地域で生き生きとした暮らしがおくれるように外来はもとより、訪問診療を行い、認知症やその家族にとっても頼りになる存在である。今日のカフェは、患者さんなどが集えるコミュニティルームも設置した同クリニックを会場に開かれた。
     「みんなdeサポートー認知症の方・家族とサポーターの交流会」というテーマで実施したオレンジカフェは、誰もが参加でき、お茶などを楽しみながら、気軽に悩み事の相談や介護などの情報交換を行った。
     まず、認知症のビデオを見て、症状や家族の介護の状況をみんなで共有することからカフェが始まった。 その後は、自己紹介。認知症の家族を介護する参加者の実体験も。誰でも可能性のある認知症の大変さが語られていた。言うと反発するが、書かれたことは納得してくれるなど、家族介護の難しさも。メモや小さなホワイトボードは結構効果的という家族や看護師さんのアドバイスもあった。
     認知症という病気は分かっていても、ついイライラしてしまうジレンマを抱えた方も多い。また、若くして突然ご主人に先立たれた方も参加していた。いろいろな体験を話すことで、ちょっと「ほっ」とする効果もあるようだ。看護師さんなどのリードにより、話しやすい雰囲気で、時には笑い声が響いていた。
     一人暮らしで、自分が認知症ではないかという不安を抱える人には、松田先生がアドバイスをされていた。医療機関で開催するメリットであろう。
     自宅で介護したいが自分の体がもたない。突然、父が認知症と宣告されてショック、どうして良いか分からないなど、みなさん、問題を抱えている。気軽に話せる場がいかに大切かを実感できたオレンジカフェであった。
     同クリニックは、今回のモデル事業だけではなく、今後も継続的にこのようなカフェを実施していく予定である。
今日のカフェの趣旨を説明する松田院長

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笑いのある介護のDVDを上映

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自己紹介や体験談を踏まえて、質問や相談も

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